ヤングレポート

知的財産制度(第2回)です。

 

今日は、前回の講義の補足の後、第2回目のテーマ「産業競争力と知財政策」ということで、米国における知財政策の礎となった「ヤングレポート」の話をして頂きました。

 

1983年、低迷していた米国の国際競争力を強化するべく、ヒューレットパッカードのジョン・ヤング社長を委員長とする「産業競争力委員会」が組織されました。そして、そこでの1年半の討議と調査の結果、1985年に報告されたのが「Global Competition; the New Reality」、通称「ヤングレポート」です。

 

そのポイントは、

・競争力強化のために米国の強みである先端技術の優位性を生かすことを提言

・従来の軍事技術ではなく民間の製品技術の開発に鋭意邁進することの必要性を明言

・技術的独占の確保を主張し、他国の模倣を避けるため「知的財産権」の保護強化を強調

 

この報告書はそのまま米国政府に採用されなかったらしいですが、その後の米国のプロパテント政策に大きな影響を与えたようです。

…と、講義ではざっくりとした説明だけありました。前回の講義の補足に時間がかかっていたため、メインのヤングレポートの解説が不十分…、最後の方は凄まじい勢いで流し読みでした。

 

そんな状況でレポート課題が出されました。「産業競争力を向上させる知的財産制度のあり方とは?」…来週のこの時間が提出期限です。んーむ。Googleの20%ルールと知財政策を絡めて論じてみよかと思っています。

 

 

あ、6限目の「ソフトウェア構成論」は履修するのやめました。月曜は5限目のみにします。

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コメント: 1
  • #1

    ninnin (水曜日, 15 4月 2009 22:46)

    昨日からブログの更新が出来ません。jimdoのシステム障害でしょうか…。